ペンギンがクラゲを食べる!? 人以外ではじめての捕食!
皆さま、こんばんは。
ぺんしるです。
本日、Yahoo!ニュースの読売新聞のコーナーに気になる記事を見つけました!
それがこちらです。↓
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00050082-yom-sci
概要を説明いたしますと…
米国の学術研究会の発表によって
クラゲを捕食するペンギンが目撃されたということです。
驚くべきことは、今まで人間以外で
クラゲを好んで食べる、哺乳類も鳥類も発見されていなかったということです。
そのため、鳥類であるペンギンもクラゲを食べるというのは驚くべきニュースだったようです。
何故クラゲは食べられないのか?
タイトルではこう書いていますが、
思いっきり亀に食べられているクラゲです。
なぜか亀だけは、クラゲを好んで食べるそうです。
亀は大人になると、草食に落ち着くそうですが
もともとは雑食であり、
子供のうちはクラゲを捕食するようです。
外敵から身を守るため…
クラゲは動きが遅いため…
と亀にも様々な理由があるようですが。
例外の亀はひとまず置いておいて、
なぜクラゲが捕食されづらいか見てみましょう。
クラゲの本体はそもそも、
体のおよそ95%が水分であると言われています。
そのため、体の大きな哺乳類や鳥類は
クラゲを食べたところで大した栄養は貰えません。
さらに、
クラゲは猛毒をもっています。
そのため、小さな魚や鱗のない哺乳類は
ほとんど近づかないため
捕食されにくくなった。
というのが今までの定説だったそうです。
ペンギンの食事の約4割がクラゲ
ペンギンはオキアミや小魚を食べているというのが、今までの定説でした。
2016年に
「アデリーペンギンがクラゲを捕食している」
という内容の論文が発表されたこともありますが
常食しているわけではなく、たまたまであろうと大きな話題にはなりませんでした。
しかし、今回は
複数のペンギンが複数の箇所で
クラゲを捕食していることが目撃されました!
このようにコガタペンギンがクラゲを
くわえてちぎろうとしている姿が目撃されています。
発見されてから、さらに追跡調査が行われ
最終的な調査結果は
「ペンギンの捕食内容の実に4割がクラゲである」
という驚くべきものでした。
これほどクラゲを捕食する鳥類は
今回初めて発見されたそうです!
この事実が示唆することとは?
今回の研究結果は、海中の生態系の把握に大きな影響を及ぼすこととなります。
まず、この発表以前
ゼラチン質動物性プランクトン
いわゆるクラゲは、
大型の水生動物のエサにはなり得ない
と言われてきました。
しかし、この度、鳥類がクラゲを捕食する
という事実から、
クラゲの存在が、海の生態系のサイクルに
取り込まれることになります。
つまり、クラゲの生態研究が、
他の生物の異常の察知に繋がるのです。
この事実により、さらに海洋研究が加速していくのでしょう。
今回はペンギンの新たな生態について紹介しました!
ご拝読頂きまして、ありがとうございます。